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安藤千絵子 役
杉山朱里
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稽古中も公演中も課題が見つかって
何度も踏ん張りどころが
出現したような気がします
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──「友情」2016年公演を終えての感想を聞かせて下さい。
──“安藤千絵子”を演じてみていかがでしたか?
私が演じさせていただいた安藤千絵子は、お茶目で周りが笑っていると安心できる女の子なのかなと考えていました。なので、最初から最後までできるだけ千絵子自身も笑っているように心がけていました。泣いてしまうような場面でも泣きながらもフワッとした笑顔が出るように気をつけていました。
また、千絵子は将来どうしたいか、何がやりたいか明確には決まっていなくて、とりあえず高校には進学したいけど、志望校が決まらないという設定をしていました。
真剣な話や空気感が苦手で、どうしても緩い空気感に逃げてしまおうとするのですが、現実は「なんとかなるだろう」精神ではどうにもならない事を段々と気づいていったんじゃないかと思います。
この、「なんとかなる」という考え方は私が受験生だった時に考えていた事で、当時の担任の先生に「なんとかなんてなんないからね!」とご指導を頂いたことを凄く覚えています。
本当...なんとかならないことばかりですね!
── 野本先生役の田村亮さんと2年1組のクラスメイトへメッセージをお願いします。
野本学級とても楽しかったです!
田村亮さん演じる野本先生の暖かく威厳に満ちた瞳と、包容力。
そんな先生が大好きな2年1組のメンバー。
生徒役の皆様は本当に素敵な方々ばかりで、私は学ぶ事ばかりでした。
── これから「友情」生徒役にチャレンジしてみたい!という方に向けて先輩としてメッセージを!
新しい事にチャレンジする時には、心配な事や不安な事もいろいろと考えてしまい、行動するまでになかなかのエネルギーが必要になるかと思います。
ですが、友情という舞台に少しでも興味を持ったら是非チャレンジしてみてください!
きっと他の人が経験する事のない沢山の素敵な体験ができると思います。
── 最後に皆様にメッセージをお願いします!
長い歴史をもつ「友情」ですが、2016年の「友情」生徒役はいかがだったでしょうか。
記憶に残る名場面はありましたでしょうか。
劇場に足を運んでくださった方。
また、ご都合が合わず劇場にいらっしゃれなかった方。
そして、この日誌を読んでくださっていた方。
「友情」という舞台に関わってくださった、皆様の心が一瞬でも動く瞬間があった事を心より願っております。
いつまでもこの友情が続きますように。