「友情~秋桜のバラード~」2015年公演
生徒役
稽古場日誌&公演日誌
Last
Message
─── ラストメッセージ ───
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鈴木 幸子 役
河原 舞(かわはら まい)
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本番では一回一回乗り切ることの
大変さがわかりました
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────「友情」2015年公演を終えての感想を聞かせて下さい。
オーディションではとにかくカッコつけずにそのままの自分でいられるように心掛けました。
稽古では自分の役柄としてあまりみんなとワイワイやれるシーンがなくさみしさを感じながらそれも役に取り入れつつ、短い期間の中で役を膨らませていきました。
他の役者さん達のシーンを見るのは楽しくもあり勉強になりました!
本番では一回一回乗り切ることの大変さがわかりました。
自分をベストの状態に持っていくことが難しかったです。
各会場ごとに全くことなる空間だったので、それとどう向き合うかを考えることができて悔しい思いもありながら楽しく演じられました。
──── “鈴木幸子”を演じてみていかがでしたか?
幸子は過去にとても辛い出来事があり、それ以来周りの人を拒絶して生きてきました。
私自身はそこまで辛い出来事を体験したわけではないのですが、あまり人付き合いが得意ではないことや、心を開く事が出来ないといった部分にはとても共感できました。
役作りとして幸子と同じような境遇にあった人の体験談を読んだり、聞いたり、中学生の頃の自分を思い出したり、自分と家族の関係を考えてみたり・・・無理に中学生を演じるのではなくその頃の感覚や気持ちを少しでも感じるにはどうすればいいのか試行錯誤しました。
──── 稽古から本番と共に駆け抜けた2年1組のクラスメイトへメッセージをお願いします。
一人一人がとても優しくて気遣いのできる人たちばかりで、私自身反省することや見習うことがたくさんありました。
「友情」経験者のひろみちゃん、としくん、ももちゃんには特に支えてもらったなと思います。ありがとう!
みんなから「幸子ー!さっちゃん!」と呼ばれることがとても嬉しかった!
このメンバーに出会えて、一緒に作品を作り上げることができて本当に本当に良かったです。感謝でいっぱいです!
これからそれぞれの道でまた頑張っていこう。
どこかでまた一緒に作品を作れると嬉しいな!
──── これから「友情」生徒役にチャレンジしてみたい!という方に向けて先輩としてメッセージを!
どの役になっても、それぞれにドラマがあり人生があります。
それを演じることの喜びや楽しさを体験することができます。
ぜひ仲間と一つになり、濃密な時間を過ごしてもらいたいと思います。
──── 最後に、皆様にメッセージをお願いします!
この舞台を楽しみにしてくださる方々の温かいお気持ちが、何よりの支えだったように思います。
改めて舞台というものが人の心に感動を与え影響を与え、人間として見直すきっかけを与えてくれるとても大事な存在なのだと実感しました。
ご来場くださった方や、そうでない方、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
これからもこの作品がもっともっと多くの人の目に触れていってほしいと思います。